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場 所 |
種 別 |
過去被災場所 |
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重要水防箇所 |
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危険ため池 |
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重要水防箇所 |
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危険ため池 |
・被災日時:2003年7月29日(火)
・24時間雨量:106mm
・時間最大雨量:29mm(17時)
・被災状況:家屋一部損壊、圃場への土砂流出
・小規模治山事業採択年月日:2003/12/24 (負担割合 県5/10 市3.5/10 地元1.5/10)
・復旧計画:水路工 L=135m、法面吹付け 500m2
2003年7月29日(火)の集中豪雨で被災。民家の横を土砂がこさぐように流出。
厚南(葉月ヶ丘、迫条、東和苑)地区の浸水対策として、昭和63年度より事業を始める。起点は、明神川合流部より終点山桃川の合流部までのL=690m間を改修予定。
現在、L=397mを改修済(平成15年度事業施工中を含む)。
工法・・・鋼矢板護岸工 断面 W5000×H2000mm、L=151m
ボックスカルバート工 断面 W5000〜4500×H2000mm、L=246m
平成15年度に地元水利組合より改修要望がなされ、平成16年度に危険ため池に新規指定し、平成18年度には、ため池改修計画調査(基本設計)採択申請などの法手続き、平成19年度〜平成21年度の3箇年で改修工事を行う予定。
危険要因として、堤体の法面侵食、取水施設の破損、余水吐の断面不足が指摘されている。
同日、現地では山口県主催の危険ため池パトロールも実施された。
ため池全景(写真左)。余水吐の断面不足(写真右)。
急勾配かつ法面侵食が著しい堤体(写真左)。水漏れ箇所(写真右)。
植松川は宇部市南東部、その水系の源を植松池に発し瀬戸内海に注ぐ、流域面積5.59km2、流路延長3.35kmの2級河川である。
流域にはJR宇部線床波駅を中心とした宇部市東部地域の社会・経済の基礎をなしており本水系の治水と利水について重要度は高い。昭和48年度より周防高潮対策事業として水門の建設に着手し、昭和50年度に完成している。
その後事業は休止していたが、平成10年度に再開した。
平成11年9月の台風18号で沿線は被災し、山口県下の設計潮位は見直された。
現在、下部工(H12〜14)、ポンプ設備(H13〜15)、水門改修(H15〜17)を施工中で、平成17年度供用を予定している。
平成14年度に地元水利組合より改修要望がなされ、平成15年度に危険ため池に新規指定し、平成17年度には、ため池改修計画調査(基本設計)採択申請等の法的手続き、平成18年度〜平成19年度の2箇年で改修工事を行う予定。
危険要因として、堤体の法面侵食、天端幅不足、余水吐の表面コンクリートが破水しており老朽化が著しいことが指摘されている。
同日、現地では山口県主催の危険ため池パトロールも実施された。
余水吐の老朽化のため吐水ができないため、塩ビパイプを用いてサイフォン原理で取水(写真右)。
サイフォン原理で取水している塩ビパイプ(写真左)。サイフォン原理の取水・吐水調節バルブ(写真右)。
水漏れ箇所。
●HP作成参考資料:「防災パトロール箇所説明資料」、「平成16年度宇部市災害危険区域」(宇部市)